松山市のイメージ調査の結果、居住者が最も多く挙げたキーワードは「住みやすい」でした。
この結果から、松山市は居住者にとって快適で暮らしやすいまちであるというポジティブなイメージが広く共有されていることが分かります。
松山市は市民の住みやすさに関するさまざまな全国ランキングで上位に位置しています。
このバランスの良さが、市民にとって快適で豊かな生活を支える重要なポイントとなっています。
市内中心部の銀天街、大街道商店街周辺には百貨店や商業施設が充実。車で20分ほどの郊外には中四国最大級のショッピングモールもある。
出典/「地域の生活コスト『見える化』システム』(経済産業省)」
愛媛県立中央病院や松山赤十字病院など、街の中心部に愛媛県の拠点医療機関があり、いざというときにも心強い。
出典/「地域の生活コスト『見える化』システム』(経済産業省)」
温暖な気候に恵まれた松山は美味しい食材の宝庫。市内スーパーの産直コーナーでも新鮮な野菜や瀬戸内の恵みが入手できる。
出典/「地域の生活コスト『見える化』システム』(経済産業省)」
満員電車に揺られることもなく、まちがフラットでコンパクトなので自転車で通う人も多いのが特徴。
出典/「令和3年社会生活基本調査」総務省統計局
※男女10歳以上の仕事時間の平均値
通勤と仕事時間が短いから、家族と一緒に余暇や趣味などが楽しめる自由な時間が全国で2番目に長い。
出典/「令和3年社会生活基本調査」総務省統計局
※男女10歳以上の3次活動時間の平均値
「10年後の松山市がどんなまちになっていてほしいか」という質問に対して、
「このようなまちになっていてほしい!」「このようなまちなら住み続けたい!」
という理想を20文字以内で表現してもらい、その回答をもとに分析しました。
テキストマイニングとは、膨大なテキストデータから、頻出キーワード・感情を抽出し、分類・分析する手法です。
文字の大きさは、そのワードの出現量を表しています。
頻出ワード分析では「自然」「たくさん・多い」「都会」といったワードが多く見られ、センチメント分析では「みんなが安心して暮らせるまち」といった「みんな」を意識したコメントが多いことが分かりました。また、「豊か」というワードは「自然豊かなまち」といった自然との組み合わせが多く、松山市が自然に恵まれ安心して暮らせるまちになってほしいことが示されました。
頻出ワード分析で「自然」の頻度が小学生と比べて減少している一方、「施設」や「便利」といったワードが増加していることが分かりました。また、センチメント分析では、「きれい」というワードが圧倒的に多く使われ、水や道路、夜景など、さまざまな要素に対して「きれい」という表現が用いられていることが明らかになりました。
頻出ワード分析では「住む」「暮らせる」といったワードが出現し、人を起点に街を捉える傾向が見られました。また、センチメント分析では「楽しい」というワードが多く使われ、「楽しく過ごせる」「楽しく住みやすい」「みんなが楽しく暮らせる」といった表現で松山市のポジティブな生活環境が強調されていました。
頻出ワード分析では「治安」や「欲しい」といったワードが出現し、行動範囲が広がったことで治安への関心が高まったことや、子どもの漠然とした想像が具体的な思考へと発展している可能性が示されました。また、センチメント分析では「大切」というワードとさまざまな感情が見られ、全ての人が包摂される社会や多様性が意識されている可能性が浮かび上がりました。
松山市のウェルビーイング指標データに基づく調査結果から、松山市はさまざまな要素がバランスよく整っており、「住みやすさ」を表している可能性が高いことが示されました。